第356回番組審議会(2026年4月)
- 開催日
- 2026年4月15日(水)午後4時30分~午後5時32分
- 開催場所
- 富山市奥田本町8番24号
チューリップテレビ 本社「会議室」
- 出席委員(敬称略)
- 青木里美(副委員長)、杉野 岳、吉田朋美、樋口裕重子、服部恵子(書面)福士由佳子、磯部祐子
- 議題
- 1.報告事項
(1)放送番組の種別の公表
(2)2026年 放送番組 春の編成について
2.番組合評:「崖縁 ~政治家か テレビか 民主主義か~ 」
放送日時 2025年12月30日(火)午前10時~同10時57分
- 議事概要
- 局側から議題について説明し、各委員で意見交換を行った。意見の概要は次のとおり。
〇チューリップテレビの報道のあり方、今回の政治という問題だけではなくて、テレビのあり方全体を問う番組だった。毛田アナウンサーを中心として制作スタッフの悩み、苦悩、覚悟というところが画面を通して伝わってきた。
〇番組自体は批判的なテイストで意図的に主張が組み込まれているように感じた。そうであるならば定量的、客観的に示すものが欲しかったし、少し思いが寄りすぎているようなところがあると感じた。
〇取材対象者がのらりくらり逃げたりすると、言葉が強くなったり、喧嘩腰で怒ってるような取材者のスタンスというのが多く映ることがあるが、そのような感情をもう少しフラットにすることで、偏ることなくより良い報道というところに繋がるのではないかと思った。
〇疑惑音声データの放送について、確実でないものは出せないという決定について理解できる側面もあるが、もっと時間と力があったならそれは回避できたのだろうと思った。そうすればジャーナリストとしての矜持が十分に発揮できたのではないか。
〇情報提供者がいるが本人がそれを認めていない、一定の取材に至ってない段階でなぜ番組としてまとめたのか疑問である。また、選挙期間じゃなければ何でも報道していいのかというところに違和感を感じた。
〇私にとっては評価の高い番組ではあったが、もっとまとまりのある、誰が見ても面白い、関心が向く番組作りを考えてほしい。
〇前回に続いて同じ題材をさらに放送するのであれば、取材結果の提示に加えて、なぜその時点で裏付けが足りないと判断したのか、報道した場合の公益と危険をどう比較したのか、また報道しないという判断が誰に対する公平を守ろうとしたものだったのか、他所の事例ではどのような扱いだったか、またその際の評価といった点をより客観的に分析して示してもよかったのではないかと思った。そうした整理が加わることで、番組が本当に問いたかったと考える「公平とは何か」というテーマが、より明確に視聴者へ伝わるのではないかと思う。