第349回番組審議会(2025年7月)
- 開催日
- 2025年7月16日(水)午後4時30分~午後5時28分
- 開催場所
- 富山市奥田本町8番24号
チューリップテレビ 本社「会議室」
- 出席委員(敬称略)
- 藤井久丈(委員長)、能作克治、杉野 岳、吉田朋美、樋口裕重子、服部恵子、福士由佳子
- 議題
- 番組合評:JNN全般に対するご意見(ニュース・報道分野、ドラマ、バラエティ他に対して)
- 議事概要
- 局側から議題について説明し、各委員で意見交換を行った。意見の概要は次のとおり。
〇「報道特集」の参院選の中での放送は、日本人ファーストという言葉を掲げている政党をはっきりと取り上げて、その訴えに困惑したりして、それを否定したりする人たちを前面に出していたというところが、今までになかったスタンスの番組作りだと思った。
〇地元の選挙では、SNSやYoutubeを駆使した選挙が目立っていた。実際それが鍵になったのかもしれないが、真偽が定かではない情報や誹謗中傷も飛び交っていて、それが選挙が終わった後も続いていた中で、テレビのニュースの冷静で中立な視点を大切にするという役割が本当に大事だと感じた。SNSに負けないで頑張って欲しい。
〇TBSの報道は、中立の立場をとっていてどちらかに偏っていることがなく、見ている人たちに委ねる形で問題提起をしている。
〇「マツコの知らない世界」は、マツコさんのきついようなことを言っても下品になりすぎず、はっきり物事は言うけれど意地悪にならないバランスがいい。ひどく傷つけているような感じがしないので番組を安心して見ることができる。
〇大勢と弱者というような位置づけなってしまいがちで、単純に政治家が悪いとか、行政が悪いとかという切り口ばかりにして単純化してしまうのはいかがなものか。
〇バラエティは長寿番組が多く、ずっと人気があるからだと思うが、Youtubeに負けないような新番組の制作が急務であると感じている。
〇テレビはオールドメディアになりつつあると言われているが、新たにテレビの使命はあると思っていて、それをしっかり前面に出してくことが必要だと思う。また私達もテレビの重要性を改めて認識していく必要があると考える。