番組審議会

番組審議会概要

第324回番組審議会(2023年2月)

開催日
2023年2月15日(水)午後4時30分~午後5時34分
開催場所
富山市奥田本町8番24号
チューリップテレビ 放送センター「会議室」
Zoomによるリモート会議
出席委員(敬称略)
藤井久丈(委員長)、田辺惠子(副委員長)、村上 満、能作克治、杉野 岳、長 高英、関 泰晴、青木里美、吉田朋美
議題
議題 1.諮問事項:放送番組基準の改正について
   2.番組合評:「ART de L'ART アートであーる」
     放送日時 2023年1月3日(火)午後5時~同6時
議事概要
局側から議題について説明し、各委員で意見交換を行った。意見の概要は次のとおり

〇多様性尊重とか、障害のある方の当事者性を前面に押し出して考え方を認めていこうという考え方が番組の中に生かされていた。

〇支援がとても大切で、支援への理解を広めるために障害者という言葉を使うことが必要なことだと思う一方で、アートという部分では、アート作品としてだけ光を当てるというのがあってもよかった。

〇米田さんがすごくいいことをたくさんおっしゃっていたが、字幕がなかったので聞き逃してしまった部分があった。字幕があればより伝わりやすかったと思う。

〇番組は、観る人によって、いろいろな受け止め方があって、それぞれ考えさせらることがあったのではないかと思う。ナレーションは、非常にほのぼのとしたタッチで、時折挟まれる番組タイトル、「ART de L’ART アートであーる」という掛け声も非常によかった。これが番組を彩っているアクセントになっていて作り手の方の狙いや思いが伝わってきた。

〇取材の期間が長く、出口さんは対人恐怖症と言いつつ打ち解けて話をされていた。長い間工房に入って取材を続けていたことで、出口さんの魅力が、単にぱっと行って取材をするよりうまく引き出せていたと感じた。

〇作品を擬人化して話をされていたり、誰がどういう方かという説明がなく、どんどん話が進んでいった。敢えてそういう作り方をされたのだと思うが、最初はどういう話なんだろうか、誰なんだろう、どういう活動されてる方なのかが分からなくてなかなか話に入り込めなかった。

〇NHKのEテレの子供番組を思い出した。ナレーションが出口さんだというのがあってそう感じたのかもしれないが、そういう要素を持ちながら、ちゃんとドキュメンタリーに仕上がっていて、アンバランスさが非常に興味を引いたポイントであった。

〇番組は、大勢の方々に観てもらう、判断は観た方によって自由でよく、知ってもらうことが大切なのだと思う。自分の考えや思いが100%ではなくても、様々な考え方を聞き許容できるもの、できないものがあっても別に構わないと思う。

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