第348回番組審議会(2025年6月)
- 開催日
- 2025年6月18日(水)午後4時30分~午後5時30分
- 開催場所
- 富山市奥田本町8番24号
チューリップテレビ 本社「会議室」
- 出席委員(敬称略)
- 藤井久丈(委員長)、青木里美(副委員長)、能作克治、常光健一、吉田朋美、樋口裕重子、服部恵子、福士由佳子
- 議題
- 議題 番組合評:「崖縁 幽霊党員と選挙報道」
放送日時 2025年5月30日(金)26:23~27:18
- 議事概要
- 局側から議題について説明し、各委員で意見交換を行った。意見の概要は次のとおり。
〇同じような内容が繰り返されていたのが気になった。100%確信のないことを報道できないことは理解できるが、国民が求める情報については報道されるべきではなかったか。
〇情報の価値はタイミングによって大きく変わるところがあると思うので、報道機関としてフェイクニュースを流してはいけないが、今後は情報の価値という観点も踏まえて判断することも必要なのではないか。
〇報道がなぜ間に合わなかったのか、人が足りなかったのか、時間が足りなかったのか、今後メディアとして同じようなことが起きたときに、どこまで裏づけを取ったらだすのか、そのために何が必要なのか知りたい。
〇取材を重ねて事実を取って重ねていくチューリップテレビの報道は、報道の公平性について考えさせられた。また番組制作の皆さんの苦悩も知ることができた。
〇SNSとテレビという構造の中で、こだわりすぎると結局受け入れられなくなってしまうことがあるなら、どこまで頑なになるべきなのか、報道の構成、BGMなどの表現のテクニックではなく、事実と専門の意見や当局の見解といったものをきちんと伝えてほしい。
〇意欲的な番組内容であった。選挙報道の姿勢、公平性というものを真正面から取り上げていて、参院選が来月行われることがほぼ確定的とみられている時期に放映することに驚きを感じた。
〇十分なデータで納得させるものだと考えたが、何が駄目で報道をしないという判断をしたのかよく分からなかった。
〇スタッフ、デスク、キャスターがそれぞれの視点で自分の言葉で話していたことで、スタッフ同士でも見解が違っていて思いも違っていたことが分かった。