番組審議会

番組審議会概要

第323回番組審議会(2023年1月)

開催日
2023年1月18日(水)午後4時30分~午後5時42分
開催場所
富山市奥田本町8番24号
チューリップテレビ 本社「会議室」
出席委員(敬称略)
藤井久丈(委員長)、田辺惠子(副委員長)、村上 満、能作克治、杉野 岳、長 高英、関 泰晴、吉田朋美、樋口裕重子
議題
番組合評:「からくり ~政治家、富山、旧統一教会~ 」
  放送日時 2022年12月30日(金)午後4時39分~同5時30分
議事概要
局側から議題について説明し、各委員で意見交換を行った。意見の概要は次のとおり。

〇取材したものの総集編ということに限らず、きちんとインタビューや単独取材を行って、皆さん方の言葉を伝えていたことが非常に良かった。番組の信頼度が上がる結果になったと思う。

〇表面的なことではなく、取材する人が自分の足で歩いて言葉を取ってくることを積み重ねていた。その厚みは、しっかりテレビと向き合おうという気持ちにさせられた。その点は素晴らしい。

〇多くのことを、広く県民、市民に知ってもらいたいという意向であれば、既に60年ぐらい前から始まってる統一教会の、日本の国に対する関係性が説明の中にあってもよかったのではないか。

〇いろんな方が行き過ぎだとか、特定の議員に対してのいろいろな様々な妨害とかとおっしゃっているが、私にとっては本当に知らなかったことが多かったので番組を観て知ることができてよかった。

〇世間に知られていない事実をつまびらかにすることはマスコミの本分の一つで、その点で非常に今回の番組は評価できる。また、そういうことから、我々市民がいろんなことを考えて議論することにこそ意義があるのだろうと思う。しかし、そういう議論の土台というものであるからこそ、感覚的、主観的に決めつけた誘導のようなことになってしまうとよくないと思う。

〇政治家が、宗教団体 旧統一教会に協力を求める事情や、逆に宗教団体が政治家に協力する事情というものについて、当事者への取材を元にまとめられていて大変興味深く観た。選挙応援一つとっても、それぞれに解釈の違いが起きていることが今回の番組でよく分かった。

〇報道が切り込んで、きちんと明るみにしていったり、あるいは法整備に繋げていったり、その使命感も併せて報道の力に期待したい。これで終わりではなく、この後チューリップテレビがしっかりとフォローを入れながら、どこにメスを入れて、どこに切り口を入れた番組を作るのか期待したい。

〇番組は、旧統一教会の関係者の言い分なども時間をとって十分に伝えており、非常に冷静に作られていた。むしろ抑えたトーンで、元NHKの山根アナウンサーのナレーションの効果も相まって、あえて淡々としていたと言ってもいいぐらいに、じっくりと問題を掘り下げていこうという姿勢が番組に深みのようなものを与えていると感じた。

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