2024年のドラマ『ライオンの隠れ家』で自閉スペクトラム症の青年を演じ、そのリアルさが大きな話題に。類まれなる表現力――なぜ彼は難しい役が演じられるのか?実像を探る
2024年10月にTBS系列で放送されたドラマ『ライオンの隠れ家』。柳楽優弥を主演に描かれる愛と絆の物語―。ここで“注目の若手俳優”として紹介されているのが、坂東龍汰。自閉スペクトラム症の青年を演じた彼は、視線の動かし方や指先の微細な震え、言葉のトーンなどの緻密な表現で、視聴者だけでなく当事者やその家族からも絶賛。配信をきっかけにその演技は海を越え、海外のドラマアワードなどグローバルな評価も受けている。
そんな、類まれなる表現力をもつ坂東が役者を志したきっかけは、高等部の卒業演劇。「恐怖と歓喜が混ざった、半端じゃないエクスタシーを感じた」青年はお金を貯めて上京。いくつもの事務所に履歴書を送ってつかんだ、俳優という生業。番組は、舞台『カッコーの巣の上で』にも密着…挑むのは、吃音がある青年という難役だ。「演じることは“無上の喜び”」としながらも、「今のままではまずい」とも語る29歳。その実像を探ってみた
【坂東龍汰/俳優】 1997年、ニューヨーク生まれ。北海道で18年間シュタイナー教育を受け、テレビもゲームもインターネットも禁止された環境のなか、映画フリークの父の影響で映画だけは楽しむことが許された。 高等部で演劇の授業があり、本番の体験に感動して俳優の道を志す。 2017年、俳優デビュー。2022年『フタリノセカイ』で映画初主演を務め、第32回日本映画批評家大賞の新人男優賞(南俊子賞)。
2024年のドラマ『ライオンの隠れ家』で自閉スペクトラム症の青年を演じ大きな話題に。2025年、映画『爆弾』で第49回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。 2026年に映画『黒牢城』、映画『未来』、アニメ『我々は宇宙人』の公開がある。 趣味は写真撮影。好きな食べ物はグミ、焼肉、カニ。肩こりに悩まされ、車移動ではファンからもらった愛用のネックピローが欠かせない。
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