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2021
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富山市議会議員選挙の結果についてお伝えします。
トップ当選が6500票に迫る票を集め、政務活動費の不正で辞職した元職が返り咲くなど波乱の展開となりました。
今回の市議選は、定数38に対して48人が立候補しました。
当選者の内訳は、現職27人、新人9人、元職2人で、辞職ドミノの影響を受け前回の選挙で議席を減らした自民党は、立候補した24人全員が当選し過半数を維持しました。
公明・立憲民主・共産、維新・国民民主は、それぞれ議席数を維持しています。
トップ当選は6469票を獲得した現職の上野蛍(うえの・ほたる)氏。
市議会議長の舎川智也(しゃがわ・ともや)氏が6069票で2位につけました。
また、政務活動費の不正取得で2016年に議員辞職した谷口寿一(たにぐち・としかず)氏が3341票を獲得し議員の席に返り咲いた一方先月、政務活動費の不正で有罪判決を受け、現在、控訴中の村上和久(むらかみ・かずひさ)氏と、7回におよぶ辞職勧告決議を受けていた木下章弘(きのした・あきひろ)氏は落選しています。
新市長と市議の任期は、今月24日から4年間です。
チューリップテレビでは今回の市議選で政務活動費の不正疑惑や幾度にも及ぶ辞職勧告決議など奇しくも市民から注目を集めた3人の立候補者に密着しました。
その様子は20日の特集で放送します。
富山の玄関口、富山市の未来のリーダーが決まりました。
任期満了にともなう富山市長選挙で元県議の藤井裕久氏が初当選です。
5期19年に及ぶ森市政の跡を継ぐこととなった藤井氏の選挙戦を振り返ります。
動画でご覧ください。
去年7月、自宅で夫の首を絞めて殺害したとして、殺人の罪に問われている79歳の女の裁判が富山地裁で始まり、女は起訴内容を認めました。
殺人の罪に問われているのは高岡市の無職・吉谷洋子(よしたに・ようこ)(79)被告です。
起訴状によりますと、吉谷被告は、去年7月高岡市内の自宅で当時82歳だった夫の恒夫(つねお)さんの首にナイロン袋を巻いて絞めつけ殺害したとされています。
19日の初公判に車いすに乗って臨んだ吉谷被告は裁判長から起訴内容に間違いがないかと問われると「ないです」と起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で、「認知症の夫の世話は介護と呼ぶほどのものではなく長年にわたり蓄積した悪感情が抑え切れなかった強い殺意に基づく犯行」と指摘。
一方、弁護側は「被告には身近に頼りにできる家族がおらず、夫の介護を1人で行っていた」としたうえで「精神的にも追い詰められていた被告は当日も夫に嫌味を言われ、パニックとなり突発的に犯行に及んだ」と主張しました。
吉谷被告は夫を殺害した動機を弁護人から問われると「よくわからない」「言いたくない」などとあいまいな証言を繰り返した一方、犯行については「取り返しのつかないことをしてしまった」と述べました。
裁判は20日結審する見込みです。
新田知事は今月16日の夜に富山市内のイタリアンレストランで森市長らと4人で会食していたと明らかにしました。
新田知事は、その2日前に県民に対して新型コロナの感染拡大警報「富山アラート」を出したばかりでした。
新田知事「会食したのは事実です。富山アラートを発出した中で会食したというのは、公人としては軽率な行動だったと反省をしているところです」
新田知事によりますと会食には森雅志(もり・まさし)富山市長と知事の姉の高橋(たかはし)はるみ参議院議員、それに民間経営者の合わせて4人がいて、この経営者の運転手もいて会話には加わっていませんが同じテーブルで食事をしていました。
場所は富山市内のイタリアンレストランで会食時間は午後8時から1時間を越えるほど、新田知事はグラスワインを2杯飲んだということです。
店は感染対策されていて新田知事は食事中以外はマスクをしていたということです。
新田知事は会食の2日前の今月14日に県内で新型コロナの感染が拡大しているとして県民に対して感染拡大警報である「富山アラート」を出したばかりでした。
知事の発言に説得力に影響が出るのではと問われー。
新田知事「それは私のこれからの応対の仕方によると思う。あらためて公人としての軽率な行動について反省したい」
県内では、きのうまで3日連続で20人以上の感染が確認された新型コロナウイルス。
19日、県内では新たに10人の感染がわかりました。
新たに感染がわかった10人の内訳は富山市が4人そのほか6つの市と町で1人ずつと県内の広い範囲で確認されています。
このうち射水市の10代女性を含む4人が肺炎などの症状がある中等症だということです。
入院または、入院を調整している人の数は85人に増え重症患者は2人となっています。
冬眠から目覚めたクマの活動が活発化する時期を迎えています。
去年は5月に平野部でクマによる人身被害が起きるなど、クマの行動範囲は年々変化していて、行政は対策を強化しています。
19日は今年度最初の対策会議が開かれ、県や市町村の担当者およそ50人が出席しました。
去年、富山市では5月17日に平野部の住宅地でクマによる人身被害があり、高齢の女性2人が重傷を負いました。
春に平野部で人身被害が起きたのは2004年の統計開始以来初めてのことです。
こうした状況をふまえ、県は昨年度から始めた市町村のクマ対策事業への補助金を今年度も継続します。
内容はパトロールにかかる費用経費や捕獲した場合の謝礼金に加え、クマを引き寄せるカキの木などの伐採費用についても補助を拡大します。
今年県内ではすでにクマの目撃情報が富山市や魚津市などで5件報告されています。
春先に増える子連れのクマは攻撃的になっている可能性もあるとして県は、大型連休に山菜採りなど山に出かける際はラジオなど音の出るものや撃退スプレーを持ち歩き、十分注意するよう呼びかけています。
行方不明者の捜索などで活躍する警察犬。
19日富山市でその審査会が行われ、一般家庭などで飼育・訓練された犬たちが能力を競いました。
嘱託警察犬の審査会に出場したのは、シェパードやラブラドールレトリバーなど14匹の犬とその指導者9人です。
審査は飼い主の指示に従う「服従(ふくじゅう)」や、遺留品のにおいなどから犯人の足跡をたどる「足跡追求(そくせきついきゅう)」など4つの科目で行われました。
嘱託警察犬は民間で飼育、訓練され警察の要請に応じて行方不明者の捜索や犯罪捜査に貢献しています。
去年、県内で警察犬が出動した回数は35回で、過去最多となった2018年の162回に比べると大幅に減少しました。
県警はその要因として新型コロナの影響による外出自粛で、行方不明者が減ったことなどを挙げています。
この審査会で選ばれた犬は6月から1年間、県警の嘱託警察犬として活動します。
任期満了にともなう富山市長選挙と、富山市議会議員選挙の投票が行われ、午後5時現在の投票率は29.07パーセントと、この時点では前回選挙をやや上回っています。
投票は午前7時から市内113の投票所で始まりました。森市長の任期満了にともなう今回の富山市長選には新人4人が立候補しています。また、市議選は48人が38議席を争う激戦となり、2016年以降明るみになった、政務活動費の不正で有罪判決を受けた議員も出馬しています。
午後5時現在の投票率は29.07パーセントと、この時点では4年前の選挙をやや上回っています。また、期日前投票を済ませた人は市長選、市議選ともに有権者の12.3パーセントでした。投票は一部を除いて午後8時まで行われ、市長選の大勢判明は午後11時半ごろ、市議選は19日未明になる見通しです。
県と富山市は18日、新たに24人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。20人以上の新規感染者は3日連続となり、このうち富山市内のカラオケ店でクラスターの発生が確認されました。
感染が確認されたのは、富山市の10代から70代の男女20人などあわせて24人です。県内の感染者は累計で1144人、入院中または入院調整中の人は95人となりました。確認された24人のうち8人と、これまでに感染が確認された3人が今月11日に富山市内のカラオケ店でカラオケをしていて、富山市はクラスターが発生したとの認識を示しています。
感染した11人は同じ学校に通う友人で、この日は12人で同じ部屋で5時間にわたり飲食をしながらカラオケをしていたということです。一緒にカラオケをしていた残る1人は陰性でした。富山市は、男性らと接触した学校関係者など100人前後に対し検査を行う予定です。
18日の日中は雨と風の一日でしたが、気象台は夜遅くにかけても引き続き落雷や激しい突風、急な強い雨に注意するよう呼びかけています。
気象台によりますと、日本海の低気圧が発達しながら北東に進む影響で、北陸地方の上空およそ5500メートルに氷点下30℃以下のこの時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。
このため気象台は、夜遅くにかけても落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨が降るとして、十分注意するよう呼びかけています。