野村万作・萬斎による狂言は、コラーレ開館以来毎年開催しており、31回目となります。今回も、万作、萬斎、裕基の狂言三代でお届けします。そして今年はコラーレ30周年を記念して特別に、華やかで笑いと機知に富んだ、見ごたえある演目をお楽しみいただきます。 神聖な舞の気配を描く、雅で力強い素囃子「神舞」。重い薪を運ぶ途中、言い訳と機転で難を逃れる、太郎冠者のとぼけた知恵が光る狂言「木六駄(きろくだ)」。髭をつけて主人になりすました家来が巻き起こす、滑稽な入れ替わり喜劇「髭櫓(ひげやぐら)」。狂言初心者の方も楽しんでいただけるよう、上演の前にレクチャーもあります。 650年以上の歳月の中で磨き上げられた狂言の技は、今なお多くの人々に笑いと感動を届けています。芸を極めた人間国宝・野村万作と、多彩な才能をもつ野村萬斎が、室町時代から続く日本最古の喜劇「狂言」の世界へと誘います。
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