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砺波市特産 大門そうめん 生産最盛期 【2019/02/20 18:20】 

 砺波市特産の大門素麺が今、生産の最盛期を迎えています。

 作業は深夜から朝にかけて行われ仕上げには長年の勘が活かされているようです。

 くるくると巻かれた丸まげ状の形が特徴の大門素麺。

 寒さが厳しいこの時期、砺波市の大門地区では特産の「大門素麺」の生産が最盛期を迎えています。

 生産者の一人境(さかい)さんのお宅では…「まだ2時前。すごく早いですけど、こんな時間から作業を始めるんですか?」(記者)

 「色んな作業がここからはじまるんですけど、急いでやることが出来ないんですね。ある程度時間を置きながら、次の作業をやっていくので、逆算していくとこの時間からはじめないと間に合わない」(生産者境欣吾さん)

 大門素麺の生産者は皆深夜から作業を行います。

 大門素麺は、170年以上前に石川県の能登地方から伝わったとされていて、今も12軒が生産しています。

 生産する時期は寒さが厳しくなり空気が乾燥する10月から3月にかけて。

 凍える寒さの中、時間をかけて何度も生地をこね細く延ばしていくことでコシが強くなめらかな喉ごしの麺に仕上がるのだそうです。

 昔に比べ機械化が進みましたが今でも、工程の多くは手作業。

 「はさ」と呼ばれる竿に麺をかけ手延べ作業に入る頃には辺りはすっかり明るくなります。

 吊るされた麺は2メートル近く。

 干し場は瞬く間に真っ白なカーテンに覆われます。

 一般的な素麺と違い大門素麺は、丸まげ状にしなければならないため半乾きの状態で取り込みますがこの見極めが非常に重要。

 「その丁度良い具合を見極めるのって、ものすごく大変じゃないですか?」(記者)

 「勘ですね、勘」(境さん)

 「長年の勘ってやつですか?」(記者)

 「そうですね。何年やってても難しいですね」(境さん)

 「はさ」から下ろされたばかりの半乾きの麺は、素早く丸められ、再び乾燥させたあと包装されます。

 包装紙に生産者の名前が入っていることも特徴のひとつ。

 作り手の真心も一緒に届けられているのです。

 170年もの間、変わらず、この大門地区で丹精こめて作られている「大門素麺」。

 伝統の味を守る忙しい日々は3月下旬まで続きます。