大海原にたゆたう小さな船…「人間らしい生活」を求めリビア・チュニジアなどから命懸けで海へ――救助船に乗り込み、主に妊婦や新生児を抱えた女性に寄り添う助産師の活動
救命胴衣も付けない人々を満載した船籍不明の船――地中海で小さな船に乗り込み、海を渡ろうとする難民移民が急増している。「陸地にさえたどり着けば、ヨーロッパで働き人間らしい生活ができる」噂を頼りに危険を冒す彼らの背景には、衣食住さえままならない日常が…。だが、これまでにおよそ250万人が海を渡り、3万人近くが溺死するか行方不明に―。そんな地中海で救助船に乗り込み活動をしているのが、助産師・小島毬奈だ。
2016年から国際NGOのメンバーとして救助船に乗り込み、主に妊婦や新生児を抱えた女性の救助活動を担当。以前は都内の病院に勤務していたが、医師の補助的な役割しかできないことに物足りなさを感じ退職。自らの力を発揮できる場として選んだのが、現在の場所だ。救助船の中では新しい命にも遭遇することも。だが小島は助産師という役割を超え八面六臂の働きを見せる。海を渡る人々の命に寄り添う助産師の姿を地中海に追った
【小島毬奈/助産師】 1984年、東京都生まれ。 2009年、東京医療センター附属東が丘看護助産学校助産学科を卒業後、東京医療センターや都内の産婦人科クリニックで勤務。 2013年にはタンザニアで助産師として医療ボランティア活動に従事。 2014年より国際医療NGOに参加し、母子保健や産科医療のプロジェクトに携わる。パキスタンやイラク、レバノンのシリア難民キャンプで活動。
2016年からは地中海を渡る難民移民の救助船での活動に力を注いでいる。 2022年にはウクライナで女性への性暴力に関する調査とケア活動を実施。
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