チューリップテレビ

県内ニュース

北陸電力が2030年度までの長期ビジョン発表 【2019/04/25 18:30】 

 北陸電力は、2030年度までに経常利益を平均350億円以上とする目標を掲げた「長期ビジョン」を発表しました。

 長期ビジョンの策定は実に32年6か月ぶりで、目標達成には志賀原発2号機の再稼動が大前提となります。

 北陸電力の金井豊(かない・ゆたか)社長は25日の決算発表会見で、1986年10月以来、32年6か月ぶりに策定した長期ビジョンを発表しました。

 長期ビジョンでは、人口が減少し電力需要の進展を見込むのは難しいとの観点から、電気事業以外での収益を全体の3分の1にまで高めるとの目標が設定されました。

 2030年度までに、AIやIoTを活用した新サービスや海外電力事業などに2000億円以上を投じることで、将来的には電気事業以外の分野で年間150億円程度の利益創出を目指します。

 ビジョンの中では、2030年度までの平均で経常利益を350億円以上にまで引き上げることを目標に掲げています。

 北陸電力の2018年度の経常利益は66億円にまで落ち込んでおり、目標達成には、主力の電気事業で志賀原発を再稼動することが大前提となります。

 原子力規制委員会は24日、テロ対策施設が期限内に完成しなければ「原則として停止する」方針を決めていて、原発の稼働には、テロ対策工事が必要不可欠です。

 今後の投資について、発電・流通設備の維持・更新、志賀原発の再稼動に向けた安全対策などに8000億円を見込んでいます。

 北陸電力の2018年度決算は去年春からの電気料金の値上げなどによって3期ぶりに最終黒字となりました。

 ただ、去年秋の火力発電所のトラブルなどで十分な業績回復には至らなかったとして、期末の配当は無配としています。