どの町にもある、メシがあり、ツマミもあり、酒も飲める、昭和な町中華…。そんな一人でも大勢でも気楽な店「各町の中華料理店」をブラリと訪れます!▽代田橋編
今回は新宿駅から京王線で 2 駅の代田橋。世田谷区の住宅街を“町中華の伝道師”こと茜ちゃんが巡ります。 一軒目は、開業昭和 49 年のご夫婦で営む町中華「青龍」。伝道師の要望に応えた辛さ控えめの「麻婆豆腐」と、贅沢に卵を 5 個も使った「かに玉」でお酒が進みます。町の歴史について話を聞きながら、豚バラ肉を丸一日漬け込み、味がしっかりと染み込んだ「生姜焼き」を追加。
お酒に合うこと間違いない味に、ビールが止まらない伝道師。 二軒目は、ご主人のキャラクターがユニークな「栄楽飯店」。店内のメニューには、破格の値段がつけられた料理の数々。その中から茜ちゃんの大好物「餃子」と、価格は時価という「肉と春雨炒め」を注文。締めは半世紀続く「ラーメン」で、町と共にあり続ける味を堪能し尽くした伝道師。
町中華を通して、町の歴史や魅力に触れられる。そんな新たな町中華の楽しみ方を発見した伝道師は、今宵も満足気にビールを飲み干すのでした。
坂ノ上茜