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2020年01月21日(火)

※富山県内のニュースです。


 政活費不正訴訟・村上被告 印刷会社元社長が証言

(2020年01月21日 18時34分)

 広報誌の印刷代として政務活動費を不正に受け取ったとして、詐欺の罪で起訴された富山市議会の現職議員で元議長の村上和久(むらかみ・かずひさ)被告の公判が、富山地裁で開かれました。

 21日は、印刷会社の元社長への証人尋問が行われ、実際に広報誌は印刷されたのか、不正の核心に迫るやりとりに注目が集まりました。

 詐欺の罪に問われているのは、富山市議会の現職議員で元議長の村上和久(むらかみ・かずひさ)被告(58)です。

 起訴状によりますと、村上被告は、2012年4月と2014年4月に、印刷会社の領収証を偽造し、広報誌の印刷代として政務活動費およそ73万円をだまし取った罪に問われています。

 村上被告をめぐっては、これまでに検察側が、「印刷会社は遅くとも2011年3月に廃業して以降、村上被告からの注文を受けることはなかった」と指摘していました。

 一方、弁護側は、村上被告が印刷会社の元社長から、「工場はやめたが、外注に出すことができると営業を受けたことから、印刷を依頼し、現金で代金を支払っていた」と、無罪を主張しています。

 検察と弁護側双方の主張が食い違う中、21日の裁判では、印刷会社の元社長への証人尋問が行われました。

 その中で、元社長は、白紙の領収証を村上被告に渡していたことを認めたうえで、広報誌の印刷については、いずれも「印刷しておらず、外注もしていない」と、述べました。

 また、元社長は、取調べ段階では、「会社を廃業した2011年3月以降、村上被告と二人で会ったことは一度もない」と供述していましたが、21日の尋問では「5回ほど会っていた」と述べました。

 食い違う主張と変遷する証言。

 村上被告が書類送検された直後の去年1月、私たちの取材に対し、印刷会社の元社長は次のように話していました。

 「最初の1回や2回はまじめに書いたよ。言われる通りに」「25万だとか32万だとか、現金でもってこられるあの人は」(元社長)

 Q(じゃあ実際に印刷物を印刷していた?)「そうですよ。そうしないとお金もらえない」「だけど、これは何とかの分、これはなんとかの分と言って3枚か4枚に分けて書けといわれる。わずかなその金額を3枚だの4枚だの書けって言われる。事務員の時間がもったいない。金額だけは受け取りだから、32万なら32万と書いて渡して、あとは細かいがは、自分たちで書いて自民党に提出しられよと」(元社長)

 Q(白紙の領収書をわたした?)「渡した。3枚か4枚か分けて書かんなん分」(元社長)

 印刷や外注の事実がないと一貫して主張した検察側と、元社長の証言の信憑性に疑問を投げかけた弁護側。

 21日の証人尋問を終えて村上被告は。
「工場はやめたけど、会社はあると。外注しているから営業してますよということで、仕事を出していますので。この証言は事実とは違います」


次回の裁判は23日開かれ、村上被告が白紙の領収証を渡したことを認めている谷口寿一(たにぐち・としかず)元市議の証人尋問が行われます。

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