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2020年01月14日(火)

※富山県内のニュースです。


池田駐在所襲撃事件 初公判 交番襲撃 遺族が心境語る

 池田駐在所襲撃事件 初公判 交番襲撃 遺族が心境語る

(2020年01月14日 18時26分)

 一方、この裁判を特別な思いを持って傍聴した人がいます。

 同様に交番が襲われ、警察官と警備員の男性が殺害された奥田交番襲撃事件の遺族です。

 事件から1年半が立ち、裁判もまだ始まっていないこの事件。

 今もやり場のない苦しみと闘いながら少しずつ前に進もうとしている遺族の心境を聞きました。

 「犯人が憎い島津(被告)が憎いっていうのはずっとあります」(中村さん妻)

 犯人への憎しみを隠し切れない女性。

 奥田交番襲撃事件で夫の中村信一さんを亡くしました。

 事件から1年半、チューリップテレビの取材に今の心境をこう語ってくれました。

 「ただここ半年の間、ちょっと落ち着いて考える時間が出来たということでいろいろ考えて自分なりに事件の事をいろいろ考えたりしながらきてましたけどやっぱり長い。被害者には待つ今年か権利がない」(中村さん妻)

 事件は、おととし6月26日、富山市の奥田交番で男性警察官(46)が立山町の元自衛官・島津慧大(しまづ・けいた)被告に刃物などで殺害され、奪われた拳銃で奥田小学校の正門付近にいた警備員・中村信一(なかむら・しんいち)さん(68)が殺害されたものです。

 富山地検は島津被告の刑事責任能の有無を調べるのに時間をかけ、去年3月、島津慧大(しまづ・けいた)被告を強盗殺人や殺人など9つの罪で起訴。

 その後、裁判に向け去年7月から5回にわたって裁判官と検察官、弁護士が非公開で争点や証拠を整理する、「公判前整理手続き」を実施してきましたが、現在も裁判が行われる見通しは立たず、一部報道では来月から改めて、島津被告の精神鑑定を行うとされています。

 「本当にもう疲れてきたって言うのが正直なところですよね。まだこの先どのくらいかかるんだろうって思うと・・・再鑑定ってことで何か月か待たなきゃ結果が分からない。不安な眠れない日がまた続くんですよね」(中村さん妻)

 Q早く裁判始まってほしい?「裁判始まって早く終わってほしい。終わったからといって何か改善されるかって言うと何もないかも知れないが主人が亡くなった事に違いないんでただ私たち被害者家族にとっては今後生きていくための一区切りにはなる」(中村さん妻)

 日常の生活を1日でも早く取り戻したい。

 中村さんがそう願う一番の理由は、思春期を迎える3人の孫たちの存在です。

 「一番上の孫なんか最近になってきたらおじいちゃんの事を思い出すと胸が苦しくなって息が出来ないってだから思い出すようなことを避けたいらしくて墓参りにすら生きたがらないんですよ。だから加害者側の方。もう1年半以上経ってまだこれだけ残されたものに影響を与えてるっていうのを分かってほしいっていうのはありますね」(中村さん妻)

 奥田交番襲撃事件の裁判の見通しが立たない中、中村さんは今、自分にできることは何かを考え、夫を亡くした事件と同様、警察官が襲われた今回の池多駐在所事件の裁判の傍聴を決めました。

 「同じ交番襲撃の事件でもありますし。一番思うのは年齢的にも似た年齢の加害者の人ですよね。交番を襲おうと思った事事態も。どうして交番だったのかも知りたいですし、裁判員裁判っていうものがどういう風に流れるのか、自分の裁判の時のために一度見て把握しておければ、初めてその場に立つよりもいいかと思って」(中村さん妻)

 14日の初公判後、中村さんは報道陣の取材にこう話しました。

 「裁判を傍聴して…
いっけだ駐在所事件の被告と島津被告は動機や目的が違うということはあるが
交番を襲えば拳銃を奪えるという共通点がある
これを踏まえてシミュレーションして主人の裁判を迎えたいと思います」(中村さん妻)

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