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2019年02月12日(火)

※富山県内のニュースです。


 称名滝ロープウエー構想 国に要望書 県への指導求める

(2019年02月12日 18時30分)

 称名滝の近くを通る新たなロープウエーの整備構想について、県内の自然保護団体が環境省に要望書を提出しました。

 自然環境に配慮することを、国から県に指導するよう求めています。

 立山町にある環境省の立山管理官事務所に要望書を提出したのは、県内で生態系調査などを行う『県自然保護協会』のメンバー3人です。

 要望書では、2014年から5年間実施した学術調査に基づき、称名滝周辺は、外来植物の侵入がほとんどなく、貴重な自然が保全されているとしたうえで、県が検討している称名滝の近くと立山黒部アルペンルートの大観台(だいかんだい)とをつなぐロープウエーの整備には、「十分な調査と検討が必要だ」と指摘しています。

 「頭の中で考えたり本を読んで考えたりするのではなくて、やっぱり実際に現地を見てほしいと。直接監督されている環境省の人にも私たちの希望をしっかりと理解していただいて、やってほしいと」(県自然保護協会・菊川茂理事長)

 『県自然保護協会』は今月6日、同様の要望書を県にも提出していますが、ロープウエーの想定ルートが国立公園の中にあることから、今回は、国立公園を所管する環境省に対して、県への指導を求めた格好です。

 「立山黒部で今計画されているロープウエーなどいろんなプロジェクトがございますけども、やはり国立公園というのは自然が一番の魅力でありますので、そういったものがきちんと保護されて後世に引き継いでいけるように適切に対応してまいりたいと考えております」(環境省立山管理官事務所・木村慈延国立公園管理官)

 称名滝の近くを通るロープウエー構想については、想定ルートの大半が、国が新規の開発を認めていない「第1種特別地域」を通ることなどから、計画に反対したり慎重な対応を求めたりする意見書が、これまでに5件、県に提出されています。

 そうしたなかで、県が、新年度以降も、整備計画を進めるのかが、注目されます。

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